白内障の日帰り手術について

白内障とは

眼の中には「水晶体」と呼ばれるレンズの役割を担っているところがありますが、加齢に伴って少しずつ濁っていってしまいます。ある時急に濁るというわけではなく少しずつ進行していくもので、ある程度症状が出るようになると白内障であると診断されます。

症状

最初は「まぶしさ」「ぼやけ」「かすみ」などの症状が出て、さらに悪化すると視力が低下してしまいます。特に60歳以上の方が白内障の症状を訴えることが多く、長生きすれば誰でも一度はなると言ってもいいくらい白内障は一般的な病気です。

治療

視力低下やまぶしさなどの症状によって日常生活に支障が出ているようでしたら手術をお勧めしていますが、そうでなければ通常は目薬を使いながら経過観察をしていきます。あるいは、運転免許証の視力判定基準は0.7ですので、これを下回る場合には手術を選択される方もいらっしゃいます。

日帰り手術について

しまもと眼科では、白内障の日帰り手術を行っています。濁った水晶体を取り除き、眼内レンズを挿入する処置を1日で受けていただけますので、手術をご希望される方はぜひご相談いただければと思います。

ただし、かなりご高齢の方や重病をお持ちの方など、入院した方が安全であると考えられる場合には、大学病院をご紹介させていただきます。

手術の方法

当院では、現在最も一般的な方法として採用されている「超音波白内障手術」を実施しています。
麻酔をした後、メスで眼に2〜3mmの切り込みを入れて、そこから手術器具を挿入します。そして、超音波で濁った水晶体を溶かして吸い出し、代わりにアクリル製の眼内レンズを畳んだ状態で入れて眼の中で開きます。
縫合は必要なく、およそ4週間で傷が閉じます。視力は数日後には回復してくる方が多く、4週間後には見え方が安定します。

なお、手術後は眼の中で出血していますが、自然と吸収されていきますので心配はいりません。また、当院は安全を重視した治療を行っており、手術中に消毒を追加するなどの対策を講じています。そのため、開業以来、一度も感染症を起こしたことはありません。

日帰り手術の流れ

1診察

まずは診察を受けていただき、手術が必要かどうか、そして患者さまが手術をご希望されているかどうかを確認します。

2手術日の予約

手術をすることになった場合は、その場で手術日をご予約いただけます。 しまもと眼科では、毎週火曜日の午前中(9:30〜/10:30〜/11:30〜)に白内障の手術を実施しています。

3術前の検査(2〜3週間前、複数回)

手術に向けて血液検査や眼の形を計測する検査を受けていただきます。 これらの検査はすべて予約制ですので、待ち時間はありません。 また、1回あたり30分から1時間程度で終わります。

4術前診察(前日)

手術当日の注意事項をお話しして、風邪をひいていないか、体調は悪くないかなどを確認します。 また、改めて不安なことやご不明な点がないかをお伺いします。

5手術(当日)

ご予約された時間にお越しいただき、手術を行います。 手術そのものは15分から20分程度で終わります。 前後の処置や着替えなどがありますので、1時間半程度を見込んでおいていただければと思います。

6ご帰宅

手術が終わりましたら、少し安静にしていただいた後、お帰りいただけます。

7術後診察(翌日)

手術を受けた翌日の朝、改めて状態を確認します。

術後の注意点

術後の注意点
  • 手術当日は、片目に眼帯とガーゼをつけた状態でお帰りいただくことになります。 お腹の手術ほど気にする必要はありませんが、その日は安静にお過ごしください。
  • 数日間お風呂には入れませんので、濡れタオルで体を拭くようにしてください。 目安として、火曜日に手術を受けた場合、土曜日からお風呂を再開していただけます。
  • 眼帯は翌日の朝に取れますが、2週間は保護ゴーグルをご使用ください。 1週間目は常に、2週間目は外出時のみ装着していただくことになります。

費用

処置内容によって多少前後しますが、おおよその目安としては以下の通りです。

  • 3割負担の方 5万円程度
  • 1割負担の方 1万7,000円程度